在校生対談 #1

どうして介護の道に?

鈴木先生

お話きいてみたいとおもいます。緊張してるかな? 長野社会ふくし専門学校は介護福祉士になるための学校なんだけど、みんなはなんで福祉の道をえらんでくれたのかな?

吉谷さん

中学2年生の職業体験で、初めて障害者就労支援施設に行き、障害を持った方との関わりを通して、もっと障害について学び、知識をつけ、人の役に立つ仕事に就きたいを思ったことが福祉を目指したきっかけです。

鈴木さん

ばあちゃんが亡くなる前に母が介護をしていて、母は介護をやったことがなく、介護をして腰を痛めてしまいとても大変そうだったので、僕に何かできることはないかと考えて、介護を目指しました。あと、高校の時に僕が所属していたコースが福祉コースで、授業で週一回村の社協に交流をさせていただきました。そこで、利用者さんと交流していく中で楽しい!と思い、この仕事をしてみたいと思って福祉を目指しました。

西本さん

私は昔からおばあちゃんに可愛がってもらって、いつか力になりたいと思ったからですね。

どうして本校を選んでくれたの?

鈴木先生

1年生に聞いてみたいんだけど、どうしてこの学校を選んでくれたのかな?

吉谷さん

オープンカレッジに参加して、知的障がい者の方や高齢者の方とふれあったときに、もっと学んでみたいと感じました。

ーオープンカレッジ:学校に知的障がい者の方・高齢者の方を招き交流する本校のイベント。

鈴木さん

高校の訪問講座で先生に来て頂いて講座を受けた時に、専門的に学べそうだと思い、もうそこで決めました。

鈴木先生

そこでもう決めてくれたの?嬉しい~(笑)

西本さん

オープンキャンパスに来た時に、先生や先輩達が笑顔で楽しそうだったのがすごくいいなと思って、こういうところで勉強したいなと思い決めました。

鈴木先生

楽しそうって思ったんだ、うれしいねぇ~(笑)

実習はどうだった?

鈴木先生

本校は2年間で実習が6回あるんだけど、2年生のみんなどうだっかな?

矢島さん

2年次の介護過程実習が25日間実習あって、始まる前は期間中友達と会える時間もすくなくて嫌だなと思ってたんですけど、行ってみたら利用者さんのことも知れたし、個別援助計画をつくったり、喜んでいる利用者の顔を見れて楽しかったです。

鈴木先生

1年生の時は5・5・10日間だけだったもんね。矢島さんは、利用者さんの「望む生活を実現する」ために計画を立てたよね。どんなところを喜んでもらえたのかな?

矢島さん

花が好きで部屋でも育ててる利用者さんだったんですけど、生花はお水あげても枯れちゃったり、虫も嫌いだって聞いていたので、枯れずに長く楽しめるものでハーバリウムを考えました。虫も来ないし長く楽しめるって言って喜んでもらえました。

鈴木先生

ハーバリウムとっても喜んでもらえてたよね!マニキュアもプランに入れてたよね?それはどうだった?

矢島さん

おしゃれ好きな方でもあったからネイルも入れていて、計画では1回だけの予定だったんだけど、最終日に「もう一回やってくれない?」って言ってもらえました。

鈴木先生

それは嬉しいねぇ。その言葉はやっぱり矢島さんとの関わりや笑顔が利用者さんから引き出せたんだと思うよ。
外山さんは2年間の実習どうだった?最初から頑張ろう!って思えた?

外山さん

頑張ろうって思ってたんですけど、緊張して本来の自分を出せなかったり…

だけど実習を通して自分の弱いところや改善点みたいなところを知れたし、2年間通して自分なりに成長できたんじゃないかなと思っています。

鈴木先生

そうだよね。1年生の時は指摘をうけたりしたらすごい落ち込んでいたりしてた時もあったけど、すごく切り替えが上手になったよね。「あの実習を乗り越えられたから、自分はどこに行ってもやっていける」って言ってくれたもんね。かなり自信ついたでしょ?

外山さん

つきました(笑)

一同:(笑)

鈴木先生

山田くんはどう?やっぱり緊張した?

山田さん

最初は何したらいいか全然分からないし、かかわり方も全然分からなかったんですけど、回数を重ねるうちに利用者さんに対してなにをすれはいいのかっていう知恵みたいなものを学べたと思います。

鈴木先生

最初は緊張してたよね。でもやっぱり回数を重ねていくうちにいつもの山田くんの笑顔が見れた。やっぱり実習っていうのは影響が大きいよね。学校の勉強がベースになるけど、実習で学べることってやっぱり多いかな?

山田さん

そうですね。学校で学んだ事プラスそれを応用した新しい技術が学べて、全部楽しかったです。

鈴木先生

すごい、全部楽しかったんだ(笑) 1年生もやっぱり緊張したよね?1年生で3回実習があったと思うけどどうだった?

吉谷さん

最初はやっぱり緊張したんですが、3回目になると利用者さんはどういう方なんだろう?みたいに興味が出てきてもっと知りたいと思うようになりました。あとは職員さんにもたくさんアドバイスをもらえて成長できたと思います。

鈴木先生

鈴木くんはどう?実習に行くと笑顔が素敵ってよく言われてたよね?

鈴木さん

そうですね(笑)
自分的には1期実習はなにもできなくて、気持ち的にすごい落ち込んじゃったんですけど、3期実習で大型の施設で2週間研修をやらせて頂いて、利用者さん一人一人と関わっていくうちに、少しは信頼関係を築けるようになったかなぁという風に感じられて、楽しかったです。

鈴木先生

西本さんは3回目は介護老人施設に行ったと思うんだけど、どうでした?

西本さん

1回目2回目は受け身になっていたんですけど、3回目からは自分から職員さんに「やらせて下さい!」って自主的に行動できるようになってきたので、これから2年生になった時も、受け身にならないで積極的にいきたいなと思っています。

鈴木先生

やっぱり最初はみんな不安なんだよね。私はやっていけるんだろうか?とか、先輩にアドバイスもらうと落ち込んでみたりね。これは私も経験してきたことだけど、やっぱり経験が大事で、経験を積むことで人の痛みとか、相手の立場に立つ事とかを知る事ができるよね。やっぱり学校の授業だけじゃないっていうのがこの学校の良いところかなって思うよね。

さっき2週間友達に会えないって話があったけど、友達に会うとやっぱりホッとする?

西本さん

明るいクラスだから、落ち込んでも元気になれます。

鈴木先生

クラスメイトの存在ってやっぱり大きいよね。ダイレクトに就職していったら感じ得なかった気持ちだと思う。ひとりじゃないっていうのかな、悩み・苦しみ・喜びいろんな事を共有できるって学校生活の良さなんじゃないかなって思うかな。

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